あさきゆめみし―源氏物語 (13) (講談社コミックスミミ (422巻)) 価格: 410円 レビュー評価:3.0 レビュー数:1 全54帖源氏物語、ついに完結。薫の大将と匂の宮、浮舟の恋の結末が書かれています。ふたりの男に心をかき乱された浮舟は、果たしてどちらを選ぶのか・・・。純真なゆえに思いつめて悩む浮舟と、彼女をめぐって争うふたりの貴公子から、目が離せません。ラスト間近の意外な展開に、驚いてしまいました。また、この巻には亡き六条の院(光源氏)らしき人も少しだけ出ています。天下一のふたりの貴公子(薫の君・匂の宮)と、美しい宇治の橋姫(大君・中の君・浮舟)の運命は・・・。 私は、第一部から読み始め、この宇治十帖を読みおえました。正直言うと、宇治十帖は一部に比べてイマイチ物足りないな、という感はあったのですが・・・ |
あさきゆめみし(1) (講談社青い鳥文庫) 価格: 651円 レビュー評価:4.0 レビュー数:1 残念ながら、原作漫画は、未読ですので、本書と比較することができませんが、今まで読んできた『源氏物語』は、話のすじを追うのが精一杯といった感じで、キャラクターの心理が行間から読み取れず、実際のところ、いまいち面白いと思えませんでしたが、本書に出会えて、認識を改めることになりました。 まず、桐壺の更衣が、帝の寵愛を受ける以前から、物語が始まるのが新鮮でした。特殊な環境や時代設定にもかかわらず、孤立無援の大人の世界(宮中)で、一人の少女が感じる不安や心の揺れが、実に繊細に丁寧に描かれており、不思議と、桐壺の更衣が、普通の少女と似たような存在に思えてしまう心理描写の上手さに、グッと心 |
あさきゆめみし―源氏物語 (10) (講談社コミックスミミ (269巻)) 価格: 410円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 この十巻で、とうとう光源氏は人生の最後を迎えます。 話の前半では、夕霧と雲居の雁と落葉の宮のエピソード。私は夕霧と雲居の雁の取り合わせがとても好きなので、このふたりの仲がどんどんうまくいかなくなっていくのを見るのが悲しかったです・・・。夕霧にはあんなにいい正妻がいるのに、なんで他の女の人に心を移すのかなぁとか思ってしまいました。 その後は紫の上の死と、光源氏の悲しみが描かれています。その悲しみようがあんまりひどいので、こっちまで泣けてきてしまいました・・・。 でも、紫の上が死ぬ直前に苦しみから逃れられ、幸せで穏やかな気持ちで死んでゆけたので、それだけがせめてもの救いかな・・・。 |
あさきゆめみし画集―源氏物語 価格: 2,625円 レビュー評価:3.5 レビュー数:2 あさきゆめみし連載中の初期の画集です。 だんだんと絵柄が変化して上達しているので連載当初には見られなかったタッチで描かれた絵もあり楽しいです。また連載前のイラストも収録。まだしびらについてのご存知ではなかったらしく若紫がしびらをつけていますがご愛嬌。可愛らしいいまでは貴重なイラストだと思います。 |
あさきゆめみし―バイリンガル版 (花の章下) (講談社バイリンガル・コミックス) 価格: 998円 レビュー評価:4.0 レビュー数:2 11世紀初頭、紫式部によって書かれた『源氏物語』は、平安朝の宮廷を舞台に貴族たちの人生の錯綜を描いた世界初の長編物語。その後古今東西貴賎を問わず1000年にわたり読み継がれてきた「源氏」は、時代とともにさまざまに変容してきた。絵画や工芸、能、現代日本語訳に外国語訳、コミック…。そして、21世紀を目前にして、さらに進化したバイリンガル・コミックとして新たな姿を現したのである。 大和和紀のコミック版源氏物語「あさきゆめみし」は、原典をしっかり読み込んで書かれた「名著」。コミックでは絢爛豪華な宮廷社会がビジュアル化され、はるか昔の世界を容易にイメージすることができる。それに、宮廷の「公」生活 |
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あさきゆめみし―バイリンガル版 (星の章上) (講談社バイリンガル・コミックス) 価格: 924円 レビュー評価:4.0 レビュー数:2 11世紀初頭、紫式部によって書かれた『源氏物語』は、平安朝の宮廷を舞台に貴族たちの人生の錯綜を描いた世界初の長編物語。その後古今東西貴賎を問わず1000年にわたり読み継がれてきた「源氏」は、時代とともにさまざまに変容してきた。絵画や工芸、能、現代日本語訳に外国語訳、コミック…。そして、21世紀を目前にして、さらに進化したバイリンガル・コミックとして新たな姿を現したのである。 大和和紀のコミック版源氏物語「あさきゆめみし」は、原典をしっかり読み込んで書かれた「名著」。コミックでは絢爛豪華な宮廷社会がビジュアル化され、はるか昔の世界を容易にイメージすることができる。それに、宮廷の「公」生活 |